顔面神経麻痺になってしまったら

顔面神経麻痺の症状を感じたら、できるだけ早く全国各地の名医に相談してください。別名をベル麻痺とも呼ばれているこの病気は、ある日、突然に片側顔面筋の麻痺が発生します。

片目を閉じることが難しくなる、笑っても片側しか口角が上がらず口角がだらっと下がってしまう、垂れ下がった口角部分からよだれが垂れ流れてくる、数日前から顔面片側に違和感を感じることがあると名医は指摘します。

顔面神経麻痺の専門医

全国の名医らは、顔面神経麻痺になると顔の表情に顕著な変化が見られること、会話や食事など日常生活に大きな支障をきたすため、早期の診断と検査、原因の解明と治療を強調しています。顔面神経麻痺の原因は、現在の段階では明確にはわかっていません。

しかし、名医によると顔面神経麻痺には中枢性と末梢性の二つがあると考えられています。中枢性は脳にまつわる病気により発症するもので、脳腫瘍や脳梗塞などの合併症が原因になることが多くなっています。

また、末梢性では日常生活において発症し末梢性顔面神経麻痺とも呼ばれていて、幾つかの種類があります。最も代表的な症状がベル麻痺です。単純ヘルペスウイルスの再活性化によって起こるもので、症状を発する患者の約10~20%に水痘帯状疱疹が関与することがわかっています。

ハント症候群は、顔面麻痺症状の前・発症中・後とのいずれかに、口腔内や耳介に帯状疱疹が表れたり、めまいや難聴や耳鳴りを感じることがあります。抹消性顔面神経麻痺の一つであるベル麻痺に比較すると後遺障害が発生しやすいため早期診断が必要な病気です。名医によると、この他にも長時間冷気にさらされた状況で冷え性の原因ともなる寒冷曝露、事故による外傷によって生じることがあります。

顔面神経麻痺の診断と治療

顔面神経麻痺の診断では、完全麻痺か不完全麻痺かを判断するため顔面運動により確認されることがほとんどです。その後、麻痺の部位を知るための検査ではMRIやCT検査が行われ、原因が脳内にある場合は脳神経内科や脳神経外科などの協力を得ながら治療することになります。

これ以外にもウィルスに効果のある抗ウイルス薬やプレドニゾロンの投与、顔面筋のマッサージ・リハビリ・針・電気刺激療法、ボトックス治療があります。

日本で最も多く採用されている治療法は、血流の改善を促す交感神経を局所麻酔でブロックする星状神経節ブロック治療です。
重症の患者向けには2.8気圧の高圧酸素室に1時間(週5回)入る高圧酸素治療、麻痺の回復が足りない場合には神経・筋肉の移植手術が行われています。

顔面神経麻痺の症状は、ある日突然発症します。このような症状を感じたら、早期に医師に相談することが早期回復に欠かせません。